京都芸術大学 大学院(MFA)入試ガイド|ITエンジニアが2週間で合格した方法

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受験準備ロードマップ

「働きながら出願〜合格」までのリアル。領域の選び方、2週間で仕上げた出願準備、IT職ならではのポートフォリオの作り方を公開します。

大学院(通信)の概要

  • 学位:MFA(芸術修士)/芸術研究科 芸術専攻(通信教育)
  • 形態:通学0日・完全オンライン。レポート、作品提出、講義、個別指導までWebで完結
  • 規模:定員450名規模の、芸術系では国内最大級の通信制大学院
  • 在学生:会社員・自営業・主婦・現役作家まで幅広く、社会人フレンドリー

領域の選び方|まず「学際デザイン研究」と「コミュニケーションデザイン」で迷った

京都芸術大学の通信制大学院には複数の領域があります。IT職の私が最後まで迷ったのが、学際デザイン研究コミュニケーションデザインの2つでした。

学際デザイン研究

デザイン思考や伝統文化の活用など、領域横断で「課題解決の発想」を磨くイメージ。ビジネスや地域の課題と相性が良さそうだと感じました。

公式:学際デザイン研究領域 →

コミュニケーションデザイン

ヴィジュアル/スペースなど「伝える・体験させる」表現に踏み込む領域。私がプレゼンで痛感した“伝える力”に直結しそうでした。

公式:コミュニケーションデザイン領域 →

結論、私は両方の入学説明会に参加するところからスタートしました。パンフレットだけでは「自分の研究テーマがどちらでより伸ばせるか」が判断できなかったからです。説明会で指導の進め方や過去の研究例を聞くと、解像度が一気に上がります。

募集要項・学費・選考 出願準備

出願期間・学費・提出書類・選考方法は年度によって変わるため、本記事では具体的な金額や日付は載せていません。最新かつ正確な情報は、必ず公式の入学選考ページで確認してください。

提出書類のイメージ(要・最新確認)

  • 入学願書
  • 志望理由書・研究計画書
  • ポートフォリオ等の提出物(領域による)
  • 卒業・成績証明書

社会人が選ぶ理由

働きながら学べる

完全オンラインで時間のやり繰りがしやすい。繁忙期は自分のペースで計画を調整できます。

費用対効果

海外MFAと比べて学費を抑えやすく、日本語環境で指導を受けられるのも強みです。

キャリア直結

提案・資料・プロトタイプなど、仕事に直結するアウトプットの質が上がります。

2週間での出願スケジュール

※領域を決め、説明会に参加したあと、出願書類を仕上げた2週間の動きです。

  1. Day1–3:テーマ設定と棚卸し(過去の活動・写真・企画書など、使える素材の収集)
  2. Day4–5:ストーリー構成(動機/社会的意義/将来像をつなぐ)
  3. Day6–12:ポートフォリオ制作・再編集(見せ方のルールを統一)
  4. Day13:レイアウト最終化(PDF化・目次・通し番号)
  5. Day14:志望理由書と研究計画書の推敲/提出チェック

ポートフォリオの作り方|IT職に「作品」がない問題をどう乗り越えたか

正直に言うと、出願準備でいちばん大変だったのがポートフォリオでした。理由はシンプルで、ITバックグラウンドの私には、いわゆる「アート作品」と呼べるものが1つもなかったからです。

発想の転換:「作品=アート」ではない

悩んだ末に切り替えたのが、「作品=絵や彫刻」という思い込みを捨てることでした。大学院が見たいのは完成度の高い美術作品そのものではなく、「何を課題と捉え、どう考え、どう形にし、何を学んだか」というプロセスのはず。そう考えると、素材は一気に増えました。

私が実際に入れたもの

  • 大学時代の地域活性化ボランティア:当時取り組んでいた地域活性化の活動をメインのネタにしました。「どんな課題があり、何を企画し、どう動き、どんな反応・結果が生まれたか」を、写真や資料とともにプロセスとして整理。アート作品ではありませんが、課題設定と実行のストーリーとして十分に見せられました。
  • 趣味の写真:普段から撮りためていた写真も加えました。「何を見て、どう切り取ったか」という視点や美的感覚を伝える材料になります。
  • 業務で培った可視化・編集の力:資料を構造化して伝える力も、見せ方次第で立派な要素になります。

見せ方のコツ

  • 表紙・目次・プロフィール(連絡先/スキル)を最初に。
  • 各ネタに「課題 → 着想 → プロセス → 結果 → 学び」の流れを添える。
  • 余白・色・フォント・配置の統一ルールを決めて、全体のトーンを揃える。

志望理由書の構成テンプレ

面接がない分、志望理由書と研究計画書で“すべてを語り切る”つもりで書くのが大切です。私は次の4ブロックを各25%の分量で構成しました。

  1. 現在の業務と課題認識(25%)— なぜ今の延長では足りないのか
  2. MFA志望理由(25%)— 論理→創造への拡張、社会的意義
  3. 本学・この領域を選ぶ理由(25%)— カリキュラム/指導体制/環境との適合
  4. 入学後の計画と将来像(25%)— 達成指標と活用シナリオ

学習スケジュール例(在学中) 働きながら大学院

平日

月水金:リサーチ1.5h/火木:制作1.5h(小タスクに分割)

週末

土:制作3h+記録/日:振り返り・次週のタスク化

締切期

有給を活用し進捗確認を増設(週2→週3)。家族とも事前に調整。

※あくまで私の一例です。完全オンラインなので、生活リズムに合わせて柔軟に組めます。

まとめ&次アクション

  • 領域は説明会に複数参加して納得して選ぶ。これが入学後の満足度を左右します。
  • 短期集中でも、ストーリーと一貫性があれば十分に狙えます。
  • IT職に作品がなくても、活動・写真・可視化の力がポートフォリオになります。
前編(背景・戦略):MFA(芸術修士)とは?外資ITエンジニアがMBAではなくMFAを選んだ理由

よくある質問(FAQ)

デザイン実績や芸術経験がなくても受かりますか?

受かります。私自身、アート作品はゼロでした。実績の量より、問題設定とプロセスの見える化が重要です。地域活動や趣味の写真など、これまでの活動を素材にできます。

選考に面接はありますか?

私が受けた選考では面接はなく、書類審査が中心でした。ただし領域・年度によって異なる可能性があるため、最新の選考方法は公式の「入学選考・学費」ページで必ず確認してください。

領域はどう選べばいいですか?

気になる領域の入学説明会に参加するのが近道です。私は学際デザイン研究とコミュニケーションデザインの両方の説明会に出て決めました。

2週間での準備は現実的ですか?

領域決めと説明会を済ませた上であれば現実的です。素材の棚卸し→統一レイアウト→ストーリー重視で仕上げます。

参考リンク(公式)

※本記事は筆者の出願時点での実体験に基づきます。募集要項・学費・選考方法は変更される場合があるため、出願前に必ず公式情報をご確認ください。

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